SSブログ

ネット用語『w』が国語辞典に収録されるようになった理由。 [伝統・習慣]

スポンサーリンク



ネット上で笑い声を表す表現として「w」が使われるようになりました。わたしも使ったことはありませんが、ネット上でよく見かけますので認識はしていました。


意味は嘲笑的に何かを述べた後につけるもので、〔俗〕〔インターネットで〕(あざ)笑うことをあらわす文字。

となっています。


『w』が辞典登録されたことでネット民は市民権をますます得たことになるかもしれません。というかネット民も立派な市民ですから当然なのですが。。。


ただ、やはりすべてのことに言えることですが、保守的な考えを持っている人がいて『w』を辞書登録することや多用することは喜ばしく思わないのも事実です。


わたしも辞書や辞典に登録されるのは良いとしても、それが多用されることや正式な文書でも用いられることには抵抗を感じますね。


辞書や辞典は意味のわからない言葉を調べるためのものですので、多くの人々が用いるようになった言葉がたとえ俗的であっても載せるのは相応しいことです。


ただ、辞典に登録されたからといって正式な言葉として認められたことを意味する訳ではありません。あくまで現時点では『インターネット上での(俗)』です。そこを勘違いしないようにしたいですね。


言葉というものは人間より前から存在していたわけではなく、人間がコミュニケーションを図るために発達させていったものなので、意思が正確に伝わるのであるなら、これまでの用い方に沿わないとしてもそれを間違いとするのは難しいものです。


実際、これまでにも外来語で明らかに本来の意味ではないものが正式な名前として採用されているものがあります。それが間違いだからという理由で正すなら多くの人たちの意思疎通に問題が生じるでしょう。 さらに、日本語であっても、もともと使われていた用法ではない間違いとされていたものが、大勢の人が用いることによって間違いとは見なされなくなるということもあります。日本語だけではなくどの言語にもみられる現象です。


ですから、言葉というのは意味を正しく伝えていない場合、訂正は必要ですが、大半の人が意味を理解できている場合、神経質に訂正する必要はないようにも思いますけどね。間違った敬語に関しても。。。敬意を込めているのであれば、敬語表現が繰り返されていてもいいじゃないですか!そんなにめくじらたてなくても!





同時に、言葉というのは間違いでも一般化すれば正しくなるんだからどんな言葉を使ってもいいと考えるべきでもないと思います。言葉は表現であり、文化でもあります。表現や文化はどのように扱われるかによって、進歩もすれば、退化もします。大衆の支持を得て市民権を得ても必ずしもそれは進歩とは言えないのです。大衆を誤導することもあり得ます。


何かを表現する際、『言葉』『映画』『音楽』など全てに言えることですが、人々に良い感化を与えているか、人々がその表現に倣っても大丈夫だろうか?と考えて表現してゆきたいですね。


今回の『w』に関しても同様です。わたしは現時点では使わないかな。今後、もっと『w』が一般的な認知を得て、わたし自身が『w』に気持ちを込められるようになったら用いるようになるかもしれません。


大衆に流されず、地に足をつけて歩んでゆきましょう。














旅行なら楽天トラベル


お買い物なら楽天市場


















スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。