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片山祐輔被告の保釈許可、停止の理由 [裁判]

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パソコンの遠隔操作事件で威力業務妨害罪などに問われた元IT関連会社社員、片山祐輔被告について、東京高裁は4日、被告側の保釈請求を却下した東京地裁決定を取り消し、保釈を許可したようです。


検察側は冒頭陳述で、片山容疑者の容疑を裏付ける根拠として、片山被告の職場のPCに遠隔操作ウイルスの痕跡が残されていたと指摘しています。またウイルスを作成・修正したことを示す文字列が見つかり、試作プログラムそのものも保存されていたとも明かしています。2013年1月にウイルスの設計図が入った記憶媒体が神奈川・江の島の猫の首輪に取り付けられた経緯については、防犯カメラの映像などを根拠に「片山被告が22分の間に取り付け、写真も撮った。何度も周囲の様子をうかがいながら作業し、撮影後はガッツポーズする特異な行動を取っていた」と述べ片山容疑者の犯行を裏付ける証拠として述べています。


しかしこれに対して弁護側の冒頭陳述では、片山被告のPCや携帯電話が遠隔操作された可能性があることや、片山容疑者のPCスキルとしてはウイルス作成に必要なコンピューター言語を使う能力がない−−などと反論する方針で、有罪の決め手はないとして、全ての検察側証拠の採用に同意しています。


片山祐輔被告本人は2014年2月12日、東京地裁の初公判で「徹頭徹尾、事実無根です」と無罪を主張し、警察と検察を批判し、「どうか保釈を認めてください。私はもう疲れが限界です」と、声を詰まらせながら訴え、「毎朝、目が覚めるたびになぜここにいるんだろうという違和感に襲われる。拘束された生活に慣れることはない」と説明した。拘置所の医療面のケアが不十分などと訴え、「人生の浪費が耐えられない」と心境を明かした。 裁判官に保釈を求め、「認めていただけると信じています。逮捕から1年という節目にお願いします」とも述べたといわれています。


警察は4人の誤認逮捕の後に真犯人として片山容疑者の逮捕を行っているので警察の威信にかけても有罪としたかったと思われますが、今回の保釈許可によって民衆の警察、検察に対する批判がまた集まりそうですね。



ただ、このような報道に関しては当事者でないのなら操作の是非を述べたり、容疑者の肩を持ったりすることには慎重でありたいと思います。警察も悪人を捕まえるとめに日夜尽力しておられることは確かだと思われますし、その過程においてミスが入り込むこともあり得ることです。そのようなミスが入り込んだ時にマスコミや民衆が過剰に取りあげ批判するならますます保身的になるものです。大きな組織になればなるほどそうなるのは当然のことです。ですから過剰に反応しないで静かに注視しましょう。


この片山容疑者ですが、もちろん冤罪の可能性もあり得ますが、警察が逮捕した背景にはそれなりの根拠があったと思われます。実際、これまでの冤罪の4人の時にはあった真犯人からの予告が片山容疑者が逮捕されてからはぷっつり途切れていることも片山容疑者が真犯人であったことを裏付ける側面的な証拠になるようにも思われます。特に、真犯人が複数であったり、警察、検察に対するサイバー犯罪による挑戦である場合、今回の片山容疑者の逮捕や保釈も真犯人にとっては想定内である可能性もあり、たとえ片山容疑者が真犯人であってもそう簡単に容疑を確証することは難しいと思われます。保釈金が1000万円であることをどうとらえるかも重要です。

限りなく黒であるにもかかわらず保釈せざるをえなかったととらえるか、

警察の保身のためとても払えそうにない金額となったのか。。。

日本の司法はそこまで歪んでいないと思いますよ。


2014年3月4日、検察からの特別抗告と執行停止の申し立てが東京高裁で認められ、予定されていた片山容疑者の保釈はなくなったようです。

つまり現段階で片山容疑者は限りなく黒に近いものの有罪に特定するまでには至っていない状態ということです。
もっとも、片山容疑者が冤罪である可能性もあり得るかもしれません。もしそうであるなら警察、検察の問題もさることながらもっともとがめられるべきなのは真犯人であることを忘れすべきではありません。当然そう場合、失敗した警察・検察は片山氏に謝罪すべきですがもっとも責任があるのはここまで事件をかく乱した真犯人です。警察・検察を批判される方はその何倍も真犯人を批判してください。その点でも整合性を保つのは大切なことですね。

私たちに出来ることは冷静に静観し、事の次第を見守ることしかないと思います。


自分のパソコンが遠隔操作れないようにフリーソフトのインストールには気をつけましょうね。






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