本当に紅白はとっくに死んでいるのか? [音楽]
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今年もはやくも年末、年末と言えば紅白と言われててきましたが、わたしも大晦日と言えば紅白歌合戦とすぐに結びつく思考パターンが出来上がっている人間の一人かもしれません。
今年で64回になる紅白ですので大半の方達は紅白を年末は家族で観て育ったことは事実でしょう。
ただ近年は視聴率がどんどん下がり、その存在意義自体が問われるようになっていますが、ある音楽評論家が述べるように紅白はとっくに死んでいるのでしょうか?
わたしはとっくに死んでいるとは思いませんが、以前のような人気や活気がないのはまぎれもない事実ですよね。死んではいませんが、毎年なんとか延命措置を施しているという状態でしょうか?そんな状態で何年も続いているのですから凄いことだと思いますけどね。民放ならとっくに潰れていますよ。さすがNHKということです。
とっくに死んでいるというか、懸念される現状は何も紅白だけに限りません。 音楽番組全体に言えることではないでしょうか?
昔は毎週音楽番組が放映されておりそれなりの視聴率がとれていましたので各局が提供できていましたが視聴率がとれませんのでどんどん減り、また音楽番組も歌を聴かせるよりトークが中心になってゆきました。
なぜこのような状態になってしまったのでしょうか?
いくつかの理由が考えられます。
● まず音楽や歌唱法の変化と低下
現代の音楽はこれまでの演歌や歌謡曲と違いアップテンポで騒がしいものが多く、家庭で団らんしながら鑑賞するというようなものでなくなっています。また歌唱力もそれほど高いとは言えず、また歌唱力を十分印象づける歌唱法ではなくなってきています。その結果、テレビで見たいと思うほど魅力的な音楽が少なくなっていることが挙げられます。また多くの人々が好む楽曲や歌唱法は過去のヒット曲になりますので結局、新しいヒット曲は生まれず、過去の曲ばかりが歌われ新鮮味のない番組になってしまっています。大御所は円熟した歌唱を聴かせてはいますが、年齢とともに歌唱力は低下します。つまりヒットした当時の歌ではないのです。ある方は歌唱力を上げておられる方もおられますが、稀です。大半は低下しています。歌唱力の低下をテクニックで補っておられる引退していないアスリートのようになっています。
● アーティストが音楽番組に出たがらない
以前からそのようなアーティストは多かったですが、特に才能の高い魅力的なアーティストに限って出たがらない方が多いと思います。そのようなアーティストが出る時にはギャラが高くなり、他の質の高いアーティストを呼ぶ予算はなくなるのでしょう。結果的にギャラの安いそれなりの方達が頻繁に呼ばれることになります。さらにアーティストたちは演出にもこだわりますので、テレビという自分の思う通りにならないことの多い枠にはめられてパフォーマンスすることを嫌うということもあります。特に生番組はハプニングがつきものです。リハーサルしていてもその通りにいくことばかりではありません。生の良さはそのハプニングも味になる可能性があるところですが、沢山の出演者が決められた時間内で代わる代わる演奏を行うような番組では音が会場に届いていないとか、バックとボーカルのバランスが明らかにおかしいとか、イヤホンモニターの音が適切ではないとか、自分の声が聞こえないとか、致命的なハプニングが起きるものです。それが全国放送で流れてしまうのです。そのようなハプニングが起きないように歌番組は当てぶりや口パク、また生番組でも収録という方法も用いてきましたが、それが視聴者にとっては好ましいものではなく、最近ではネットで厳しくたたかれることとなっています。本当に有能なアーティストの便宜上の当てぶりや口パクはプロとしての当然の手法でしょうが、能力のない方々もそれを多用しますから全体的な番組の質の低下に繋がり、視聴率を下げる結果にもなっているのかもしれませんね。
● テレビ以外のメディアの出現。
今は音と映像が一緒に出てくる魔法の箱はテレビだけではありません。パソコン、インターネット、特に近年はスマートフォンの普及によって人々は様々な方法で音楽を含む情報を取り入れることができます。このようにメディアの分散はテレビの使用頻度をさげることに繋がりましたがこれは当然の結果だと思います。ですから紅白に限らず全体的にテレビの視聴率は下がり、CDの売り上げを下げる結果となりました。ですから人々は大晦日の晩にテレビの前に家族といる必要はなくなり、アーティストもリスクの高いテレビ出演をしなくても別の営業手段に専念できるようになったのです。
他にも様々な理由はありますが、このような理由によって現在の紅白の視聴率と質の低下、また音楽番組自体の縮小が生じています。
ただ、このような危機的な状態にあるものの紅白は死んではいないと言えます。延命は続けてはいますが、守り続けてゆくべきものと考えている人いらっしゃるのだと思います。各地で行われている祭りと同じです。毎年祭りを守り行ってゆかなければなりませんが、その意義が問われ、疑問視されることもあります。しかし、一つの伝統として守り続けてゆくのです。
今年の紅白が始まってからヤフーのリアルタイム検索を見るとやはり紅白が注目されていることが分かります。他のメディアを使用していてもやはり今でも高い注目を集めているのです。つまり商業的価値もいまだにそれだけ高いと言えます。
またそれだけではなく、音楽番組は他にもありますがNHKが60年以上行ってきた伝統行事として全国が一つに結ばれて一年を振り返りつつヒット曲が歌われる。出演するアーティストたちも他の音楽番組とは異なる意気込みで臨んでおられるのでしょう。
そのような番組が続いてゆくことは良いことだと思います。そういうわたしは紅白を毎年観ているのかというと実はそうでもありません。やはり楽曲の質の低下と内容についていけないということがあるのかもしれません。ただやはりこのような番組が存続することは良いことだと思います。しいては単なるお祭り騒ぎだけではなく、歌をもっと聴けたらと個人的には思います。今年本当に活躍していたの?と言うような人の歌はもういいです。ほんとに。
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今年で64回になる紅白ですので大半の方達は紅白を年末は家族で観て育ったことは事実でしょう。
ただ近年は視聴率がどんどん下がり、その存在意義自体が問われるようになっていますが、ある音楽評論家が述べるように紅白はとっくに死んでいるのでしょうか?
わたしはとっくに死んでいるとは思いませんが、以前のような人気や活気がないのはまぎれもない事実ですよね。死んではいませんが、毎年なんとか延命措置を施しているという状態でしょうか?そんな状態で何年も続いているのですから凄いことだと思いますけどね。民放ならとっくに潰れていますよ。さすがNHKということです。
とっくに死んでいるというか、懸念される現状は何も紅白だけに限りません。 音楽番組全体に言えることではないでしょうか?
昔は毎週音楽番組が放映されておりそれなりの視聴率がとれていましたので各局が提供できていましたが視聴率がとれませんのでどんどん減り、また音楽番組も歌を聴かせるよりトークが中心になってゆきました。
なぜこのような状態になってしまったのでしょうか?
いくつかの理由が考えられます。
● まず音楽や歌唱法の変化と低下
現代の音楽はこれまでの演歌や歌謡曲と違いアップテンポで騒がしいものが多く、家庭で団らんしながら鑑賞するというようなものでなくなっています。また歌唱力もそれほど高いとは言えず、また歌唱力を十分印象づける歌唱法ではなくなってきています。その結果、テレビで見たいと思うほど魅力的な音楽が少なくなっていることが挙げられます。また多くの人々が好む楽曲や歌唱法は過去のヒット曲になりますので結局、新しいヒット曲は生まれず、過去の曲ばかりが歌われ新鮮味のない番組になってしまっています。大御所は円熟した歌唱を聴かせてはいますが、年齢とともに歌唱力は低下します。つまりヒットした当時の歌ではないのです。ある方は歌唱力を上げておられる方もおられますが、稀です。大半は低下しています。歌唱力の低下をテクニックで補っておられる引退していないアスリートのようになっています。
● アーティストが音楽番組に出たがらない
以前からそのようなアーティストは多かったですが、特に才能の高い魅力的なアーティストに限って出たがらない方が多いと思います。そのようなアーティストが出る時にはギャラが高くなり、他の質の高いアーティストを呼ぶ予算はなくなるのでしょう。結果的にギャラの安いそれなりの方達が頻繁に呼ばれることになります。さらにアーティストたちは演出にもこだわりますので、テレビという自分の思う通りにならないことの多い枠にはめられてパフォーマンスすることを嫌うということもあります。特に生番組はハプニングがつきものです。リハーサルしていてもその通りにいくことばかりではありません。生の良さはそのハプニングも味になる可能性があるところですが、沢山の出演者が決められた時間内で代わる代わる演奏を行うような番組では音が会場に届いていないとか、バックとボーカルのバランスが明らかにおかしいとか、イヤホンモニターの音が適切ではないとか、自分の声が聞こえないとか、致命的なハプニングが起きるものです。それが全国放送で流れてしまうのです。そのようなハプニングが起きないように歌番組は当てぶりや口パク、また生番組でも収録という方法も用いてきましたが、それが視聴者にとっては好ましいものではなく、最近ではネットで厳しくたたかれることとなっています。本当に有能なアーティストの便宜上の当てぶりや口パクはプロとしての当然の手法でしょうが、能力のない方々もそれを多用しますから全体的な番組の質の低下に繋がり、視聴率を下げる結果にもなっているのかもしれませんね。
● テレビ以外のメディアの出現。
今は音と映像が一緒に出てくる魔法の箱はテレビだけではありません。パソコン、インターネット、特に近年はスマートフォンの普及によって人々は様々な方法で音楽を含む情報を取り入れることができます。このようにメディアの分散はテレビの使用頻度をさげることに繋がりましたがこれは当然の結果だと思います。ですから紅白に限らず全体的にテレビの視聴率は下がり、CDの売り上げを下げる結果となりました。ですから人々は大晦日の晩にテレビの前に家族といる必要はなくなり、アーティストもリスクの高いテレビ出演をしなくても別の営業手段に専念できるようになったのです。
他にも様々な理由はありますが、このような理由によって現在の紅白の視聴率と質の低下、また音楽番組自体の縮小が生じています。
ただ、このような危機的な状態にあるものの紅白は死んではいないと言えます。延命は続けてはいますが、守り続けてゆくべきものと考えている人いらっしゃるのだと思います。各地で行われている祭りと同じです。毎年祭りを守り行ってゆかなければなりませんが、その意義が問われ、疑問視されることもあります。しかし、一つの伝統として守り続けてゆくのです。
今年の紅白が始まってからヤフーのリアルタイム検索を見るとやはり紅白が注目されていることが分かります。他のメディアを使用していてもやはり今でも高い注目を集めているのです。つまり商業的価値もいまだにそれだけ高いと言えます。
またそれだけではなく、音楽番組は他にもありますがNHKが60年以上行ってきた伝統行事として全国が一つに結ばれて一年を振り返りつつヒット曲が歌われる。出演するアーティストたちも他の音楽番組とは異なる意気込みで臨んでおられるのでしょう。
そのような番組が続いてゆくことは良いことだと思います。そういうわたしは紅白を毎年観ているのかというと実はそうでもありません。やはり楽曲の質の低下と内容についていけないということがあるのかもしれません。ただやはりこのような番組が存続することは良いことだと思います。しいては単なるお祭り騒ぎだけではなく、歌をもっと聴けたらと個人的には思います。今年本当に活躍していたの?と言うような人の歌はもういいです。ほんとに。
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