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山中教授も画像切り貼り?いつまで続く論文騒動。そろそろやめませんか? [サイエンス]

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iPS細胞(人工多能性幹細胞)の開発者でノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授の2000年に欧州の専門誌に発表した論文についてもインターネット上で疑問を指摘する意見が出ていたようです。問題の論文はES細胞の分化において重要な役割を果たす「NAT1」という遺伝子の機能を解析した論文で、2つのNAT1細胞の画像が類似しているという点と、使用されたデータの数値が似通っているという2点について平成25年夏ごろから、日本のインターネットサイト上で指摘されていたということです。 そのような意見が出たことで、山中教授が所長を務める京大iPS細胞研究所が調査していたようですが、4月28日、山中教授は記者会見し、「画像の切り貼りはなく、報告内容は正しい」と説明しました。しかし、14年前の論文ということで、自分以外の共同研究者の実験データが残っていなかったようで研究結果に問題はないものの「日本の科学者の見本とならねばならない立場であることは十分理解している。その中で過去のこのような論文に使っている生データが自分の資料から発見できないことは、研究者として、心から反省している」と謝罪しています。







それ以前に小保方晴子さんの論文問題で、調査委員長を務めていた理研の石井俊輔上席研究員が、責任著者の一人として関わった2008年の乳がん遺伝子に関する論文で、画像の切り貼りがあったことが指摘され、不正はないものの見やすくするために切り貼りしたことを認め、4月26日付で調査委員長辞任する事態になりました。



SNSが普及することによってこのような問題や不備は簡単に誰でも指摘できるようになりました。ソーシャルメディアの善用は歓迎すべきことですが、この騒動はいつまで続くのでしょうか?そして間違いを指摘する最終目的は何を目指しているのでしょうか?最終目的が建設的なものであるなら痛みの伴う指摘や是正は有益ではありますが、もし建設的な目的を伴わない批判や攻撃はたとえそれが事実であったとしても有害な結果を招く可能性があると思いますけどね。


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心配なのはこのような騒動によって研究が遅れ、そのような間にどんどん後進国に追い越されていって国益が損なわれてゆくことです。もっとも、不正を容認すべきではありません。ただ、過去の問題を明らかにすることは慎重に扱わないと今正常に機能しているすべてのことを止めてしまうこともあり得ます。間違いを指摘したり、公然と攻撃されている方はすべてへの影響を考慮した上でそのようになさっているのでしょうか?もしそうなら一時的に痛みは伴っても結果は必ず良いものになるでしょう。



しかし、どうもSNSなどで批判的な意見を見るとただ攻撃しているだけにしか思えない方たちも多いようなのですよね。



わたしの持論ですが、何かを壊したらその責任は壊した人にあります。



破壊が許されるのはその後にもっと良いものが築かれる時だけです。



破壊したあともたらされたものが今まで以下であるなら破壊しない方が良かったのです。



何かを批判する時にもそれは当てはまります。



誰かや、何かを批判し、攻撃して潰すのはSNSを利用すれば簡単です。



しかし、そのようにして何かを潰した人は(あるいはそれに関わった人は)その後の事態に少なからず責任を負ういうことを忘れてはなりません。



何かを潰しておいて、その後のことは知らないという無責任な態度を取っているなら、悪意を持って切り貼りして正当化している人たちと同じかも知れません。



少なくとも良い意図を持って切り貼りし、間違いを謙虚に認めた人たち以下でしょう。


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